尚志会とは
尚志会は、明治35年(1902年)に開校された、広島高等師範学校の卒業生を母体とし、現在その流れを継いだ広島大学文学部・教育学部・理学部の卒業生を主体に、広く広島大学卒業生で組織している一般社団法人です。

会の目的(尚志会定款第3条)
本会は学術の研鑽、教育に関する諸般の研究改善に関する事業を行い、教育の進展に寄与することを目的とするとともに、会員の互助親睦を図ることを目的とする。

事業(尚志会定款第4条)
本会の目的を達成するために、次の事業を日本全国で実施する。
  1. 学術及び教育に関する研究調査
  2. 雑誌図書の発行
  3. 講習会・講演会の開催
  4. 会誌・会報の発行
  5. 会館の運営
  6. 教職についての情報提供
  7. 会員の互助慶弔
  8. その他この法人の目的を果たすために必要と認めた事項
沿 革
尚志会は、明治35年(1902)に開校された広島高等師範学校の卒業生をもって創設され、明治41年(1908)初代の北条時敬校長によって、「尚志会」 と命名され、その後、昭和4年(1929)社団法人として認可され今日に至っている。「尚志」のことばの出典は孟子にあり、「志を尚(たかく)す」の意味 である。創設以来、この命名の趣意のもとに全会員が「志を尚く」するとともに、「相互ニ親睦シ磨励シテ志ヲ成サンコト」に努めてきた。

本会は昭和7年(1932)から広島文理科大学の卒業生も加えて、教育界に多くの人材を擁し、わが国の学校教育における「西の総本山」の中軸と称せられてきた。

戦後、昭和24年(1949)、新制総合大学として広島大学が発足するや、広島文理科大学の流れを継いだ文学部・教育学部・理学部の卒業生、さらには後に 広島女高師の卒業生が加わり、会員は、教育界ばかりでなく官界・産業界に及ぶ 幅広い分野で活躍している。

尚志会の組織